【体験談】一級建築士に最短で合格するには

一級建築士を目指す人に向けた体験談です。
学校に通うか独学で目指すかなど悩んでいる。
一級建築士に合格するには?
本記事はそんな人達に、読んでほしい内容になります。
一級建築士の資格を取ろうとは決意したものの、色々な不安があると思います。
勉強を始める上で何を準備し何から学ぶことがいいのか。。
会社に入ってから学校に通うながら合格できるのか。。
この記事では私が一級建築士を合格した体験から、
合格するうえでの最短の道を記していきます。
知識0の状況から太刀打ちできるのかなど多くの悩みがあり挑戦することさえも諦めたくなりますが、正しい参考書と勉強方法で誰でも合格することは可能です。
数々の勉強方法を試してみて失敗したことも含め紹介するので、
これから一級建築士を目指す人は、参考にしてください!
学校と独学どっちを選択するべき?

まず皆さんが最初に考えるべきポイント、学校と独学どちらを選択すればいいのか。
結論から言うと、学校を選択するべきです。
資格学校は、過去の試験をもとに建築関連の資格を常に分析しているため、独学との情報量に格段の差があります。
短期間でかつ効率的に合格を目指すのであれ、
お金はかかりますが、学校をを選択するべきです。
お金がネックで悩んでいる人は、将来の自己投資と考えましょう。
学校のメリット
学校を選択する上でのメリットを紹介します。
最新の情報をもとに作られた参考書及び問題集をもとに勉強をすれば、
他の受験生との差がどんどん大きくなっていきますし、自分自身の頭の中にある知識の引き出しも多くなります。
学校のデメリット
学校を選択する上でのデメリットを紹介します。
一級建築士は合格倍率が低く膨大な量の問題が出るため時間とお金がかかります。
逆に時間をかけないで合格できるほど甘くない資格ということは理解しておきましょう。
また、お金をかけないで3年、5年、10年勉強し続けることを考えれば割安かと思います。
私が選択した資格学校
一級建築士の資格学校は大手だと、「TAC」「総合資格」「日建学院」の3つがあります。
私がこの中で、「総合資格」を選択し通っていました。
総合資格しか、通ったことがないので、大手3社の比較はできないですが、「総合資格」を選択してよかったと思う点を紹介していきます。
学校を選択した場合は、思う存分に学校のコンテンツを活用していきましょう!
学校で選択するべきコース・オプションプラン
学校に通うべきとメリットを分かってもらえたでしょうか。
ただ学校を選択した後、次に悩むポイントがあります。
それは、コース・オプションプランです。
こちらもわたしの体験から選択するべき、コースを紹介します。
学校には、半年・1年・2年コースなどがありますが、
選択すべきコースは、1年の長期コース一択です!
半年の場合は、
必修項目優先でカリキュラムが組まれているため難易度の高い問題などに太刀打ちできない可能があります。
2年の場合は、
1年コースで学ぶ内容を2周するカリキュラムなので、いきなり2年コースで申し込むのはお金がもったいないですし、長すぎて勉強し続けるのがつらくなってきます。
正直2年間も勉強するのは精神面が折れてしまいますよね。。
以上の内容から、
一連の内容を余すことなく時間をかけて学ぶことのできる1年コースをおすすめします。
おすすめ参考書

おすすめの参考書は、ズバリ資格学校で配布される参考書と問題集です。
本屋さんなどで参考書を探すことなど決してしないでください。
不安になって多くの参考書を見たくなる気持ちはわかりますが、私は資格学校の参考書と問題集だけで合格したので安心してください。
資格学校が分析し作成した参考書と問題集は最強です。
市販で販売参考書では記載されていない内容まで、余すことなく記載されています。
勉強時間
私がやっていた勉強時間を参考に、
だいたいの目安としては、勉強時間を1週間で、約18時間です。
1日約2.5時間ぐらいですね。
え、、多くない!?そんなもんで行けんの?それぞれ意見はあると思いますが、
一級建築士の場合は、ペースを崩さずにやり続けられるかが大切です。
通勤時電車内や昼休憩時間などのスキマ時間を毎日確保できれば、徹夜することなく最低限度の18時間は余裕でクリアできます。
私は、以下のスケジュール内容で勉強していました。
私は長時間勉強することが苦手だったため、平日もある程度勉強するなど、分散させていました。
どの教科から勉強していくべきか?
一級建築士の試験には、計画、環境・設備、法規、構造、施工の5教科がありますが、
この中で第一優先するべき科目は法規です。
なぜなら法規の試験は5教科で唯一法令集を持ち込み試験を受けることができ配点も30点と一番高いからです。
膨大な量の法規が記載された法令集を、分単位で引いて問題を解くことは簡単なことではありません。ですが、法規を攻略できれば他の教科の内容もインプットできますし、満点も全然狙える教科になります。
どの模擬試験を受けるべき?

模試は資格学校で実施される4回をすべてを受けるべきです。
それは当たり前でしょ!と思うかもしれないですが、全部をやり切ることが試験を突破するうえで一番大切なので書きます。
模擬試験が大切な理由は以下です。
え、、どういうこと!?と思っていると思うので、説明していきます。
一級建築士は一定の合格率を確保する必要があります。
そのため、独学受験生より圧倒的多いに資格学校に通う受験生を対象に、各資格学校で行われる試験もとは模擬試験をもとに本試験を作ります。
つまり、模擬試験と類似問題が必ず出るということです。
必ず模擬試験はすべて全力で受けてください。
いつまでの過去問を着手するべき?
過去問は、受験年度から過去5年分です。
一級建築士は二級建築士とは異なり過去問の出題率がかなり低いです。
過去問だけに捉われすぎて10年分などを実施しても本試験には太刀打ちできません。もし10年分をやる時間があるなら模擬試験4回分を暗記するまで繰り替え実施した方が絶対に効果的です。
なぜ5年分なのかというと、3.4.5年前の問題は他の年度に実施された試験より本試験に出題されるから割合が高いからです。※これは資格学校などが分析した内容による統計になります。
1.2年前は毎年出題傾向(例えば、一問目難易度の高い問題)などが読み解けるからです。
点数に伸び悩んだとき

点数が伸び悩んだときは、項目を限定し問題集から同じ項目の問題だけをひたすら解く。
問題集・模擬試験をこなしている中で、なんとなく解いてしまっている問題は必ずあります。それは本試験で致命的なミスにつながるので、1問4択全部を確認するのではなく同一項目の1択をひたすら解きましょう。
例:1問4択
・1択目:給排水計画
・2択目:廃棄計画
・3択目:消防計画
・4択目:省エネ
分野がバラバラなものが出題される場合、給排水計画の内容が理解できないのであれば、他問題から給排水の部分だけ理解を深めるために問題を解いてみてください。
模擬試験など終わった後よくありがちなのが、全体的に確認見直して問題一つ一つを整理しきれておらず、問題形式などを少し変えられたときに対応できなくなります。
忙しい中勉強をすることは大変ではありますが、そういう時こそ計125点(125×4=500問)を一つ一つつぶしながら進めていくことこそが合格への近道です。
スキマ時間で勉強できるツール
スキマ時間に利用すべきおすすめツールは、
①スマホアプリの[一級建築士受験対策]
②学校で配布される一問一答問題集
この2つがおすすめです。
①スマホアプリの[一級建築士受験対策]
https://apps.apple.com/jp/app/%EF%BC%91%E7%B4%9A%E5%BB%BA%E7%AF%89%E5%A3%AB-%E5%8F%97%E9%A8%93%E5%AF%BE%E7%AD%96/id628381163
法規以外の4教科(過去問題1030問・一問一答3332問・参考資料・虫食い暗記ノート・成績表)が内蔵されているため網羅しなければならない内容をスキマ時間に簡易的に勉強できます。
また、成績表があるため自分が間違えやすい教科項目が何か把握しやすく、間違えた問題のみをクリア返し解く設定等も簡単にできます。
②学校で配布される一問一答問題集
各学校が過去問題をもとに頻出問題を割り出し一問一答問題を作るため、試験で絶対落とせない問題の基盤づくりができます。
電車移動時間・休憩時間・打ち合わせ前の空き時間などのスキマ時間一日の中で必ず確保できる時間であり、合格するうえでの大切な時間になります。最初を慣れませんが、習慣化されると苦労なく持続的にできます。限られた時間になるため休日に長時間勉強するよりも集中力が付き知識の構築につながります。
ラストスパートでやるべきこと

試験一か月前は、
模擬試験・過去問5年分・問題集一式・学校で配布される難易度高い問題集
以上4点です。
本試験に匹敵する内容が濃縮されているためこの4点をすべてやり切れるか中途半端で終わるかでは大きな差が生まれます。
ちなみに優先順位は、
学校で配布される、難易度高い問題集 → 問題集 → 過去問 → 模擬試験です。
もちろん繰り返し行うことは大切ではありますが、試験一か月前は時間が限られます。
ですので、ラストスパートは出題傾向をより分析された模擬試験、過去問を最後に回し記憶の定着を行いましょう。
まとめ
一級建築士に合格するのは容易ではありません。
試験に合格するまで、きつい期間であると思います。
ですが、合格したらその資格が自分の大きな財産にもなります。
落ちてもその努力は無駄にはなりません。ぜひ乗り越えてください。
「何でも思い切ってやってみることですよ。どっちに転んだって人間、野辺の石ころ同様、骨となって一生を終えるのだから。」
坂本龍馬